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なぎこ の部屋へようこそ アニメ ゲーム 声優関係のブログです
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最後に、シリウス。

やっぱり初見の勘は間違っていませんでした。
こうしてみると、声とか関係ないなぁとしみじみ思います。
もちろん演技は重要だし、そのキャラと合っていないとダメだけど、
別に好きな声優(ひと)じゃなくても惚れる時は惚れるんだよね。
宮田さん(ペタ)も緑川さん(ミハ)も近ちゃん(ミラ)も杉山さん(ティンク)も高橋さん(シリウス)も
みんなノーマークだったものね。
なのでズキュンと来るのかもしれないけど。

あの人はすごい歳食ってるのに子供みたいな人で、
いつも大人でいるから他の人に見せられないところが
ボロボロとはがれて見えちゃう、というような。
魔法使いを輩出した家系はやがて必ず滅びる、だとか
魔法使いは血縁者にしか情を感じない、だとか
そんな取るに足らないことをぐじゃぐじゃと考えて
でもいつも一人だから、そういう考えって結構マイナスに行ってしまって
結局いつも寂しかったり辛かったりするんだけど
涙ちょちょ切れながらもそれを耐えてきたわけです。

阿呆だと捨て切るには、
「魔法使いの一生」は凡人には長い。

とはいえ、まぁ彼もルシアンナには結構酷いことをやってきてますから、
同情の余地なしとも言えますけれど。
ルシアンナは可哀想すぎる。
小さい頃から一緒にいてくれた素敵な魔法使いを好きにならないわけないのに、
(それも好意を向けられているし)
なんだかよく分らない理由でいなくなっちゃったりして、
寂しくて堪らなくて優しくしてくれた人と結婚しちゃって、
それを聞いて好きだったあの人はまた傍に来てくれたけど、
子供が産まれたらその子を特別に感じてるようで、
そのせいなのかまたどこかへ行っちゃって。
「あんたのせいでまたいなくなったじゃない」、
とやり場のない哀しみをぶつけてしまったとしても責められない。

事件の真相は分らないけれど、
ルシアンナがどういう想いだったのか、想像できるこのストーリーが
彼女たちのやる方のない気持ちを昇華してやれている気がします。
ルシアンナのそういった気持ちを、もしかするとグラハムは知っていたかもしれませんが
オデットには言わないでしょうし、オデットがあの事件の一番真相に近い部分を
なぞることができて、ルシアンナの想いも救われるし
オデットの自母への曲げられた意識も、比較的穏やかに正しい認識へ向かうことができる。

シリウスが言う、
「結婚は長い人生一度でいい」
「君の死後君を想って泣く人生が欲しい」

胸にくるものがありました。
でもそこまで魔法使いに拘らなくてもいいんじゃないかと
オデットと一緒に死んでしまえばいいのにと思ったけど、
シリウスは血筋が絶えると知りながら、それを確かめてから死にたいんだなと思いなおしました。
どれだけ自虐的かと思う。
だって多分積極的に血筋を絶えさせないための何かをしたりはしないはずで
ただただ見ているだけなんだろうから。
馬鹿な人だよ。本当に馬鹿。

高橋さんはお話が上手で、素敵だなと思いました。
少し前まではメーカー予約だとCDじゃなくディスクがついていて
キャラボイスとかキャストコメント(ゲームクリアネタばれ含む版)とか聞けました。
わたしはいつもキャストコメントが好きで、
その人がこのゲーム、キャラクターにどういう想いを持ってるのか、
そこでその人の好感度が変わるわけです。
公式ページのコメントでは、
「小さい時から目をつけていたって○○物語みたいで、洋風なのに雅なところがある」
と言っていて、そういう引き出しってある人もいるけど
大体の人は質問票に沿ったお話しかできなくて。
それで当り前だけど、そこで自分の話に展開出来る人は尊敬に値しちゃうわけです。
ROSEのコメントやイベントでそう思ったのは、のんたんとちーちゃんとさっくと
今回高橋さんが加わりました。(子安と石田さん除く。あの人たちはもういい加減慣れてます)
さっくもドラマCD2枚ともに出演していたけど、「好きな人の昔を見てみたいというのは分かる」
という話と「変な音が鳴る靴」の話をしてました。ちゃんとドラマの内容に合わせてね。
そういうちょっとした力量が結構好感度を左右するなあという話。

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グラスはふたを開けたらモンスターでしたが、
隠しているだけあって中々それをのぞかせません。
しかし終わってみると、カウントダウンボイスで
「チャンス以外にもモンスターはいるかもしれねえ」と当の本人が言っていたような。
これで私はギルバートをずっと疑っていたんですけど
捻りがないというか、まさか自分自身のことを言うとは思ってなかったです。
まんまと騙されました。

グラスとは仲良くなり方が一番自然だったかもしれません。
まあ現実には理由より先に好きになってしまうことは多いですが。
グラスの大事にしている「仕事」を一緒に頑張って
互いに自分にできない部分を補って認め合って、歩み寄るっていう。
素敵な話だったと思います。

今思えば、物語の中とは言えガラスの靴って無理がありますよ
実際に作っても歩けないと思われます。壊れちゃいそうだし絶対に固い
それをたやすく、しかも履き心地良く作れるなんてガラスの精グラスしかいないでしょう。

それから、彼は堅物ですがやっぱり初心なので反応がいちいち可愛いです。
舞踏会で乱入してきて、鏡を通って自宅に戻った時に
オデットに詰め寄られて、自分がモンスターだったということを追及されると思ったのに
「なんで邪魔したの」とか言われて「そっちかよ」みたいなやりとりが面白かったです。

一度突き放した後、会いづらくて店に顔を出せないでいたんだけど
舞踏会に行く靴を作ってもらいたいし、と決心して店に顔を出したオデットでしたが
店内にいたお客さんたちに「あんたがいないとダメだ」と言われて
嬉しく思うのとか、アリシアロイドルートに近い感動がありました。幸せ~。

そしてロイくんへ。
でもホントにロイくんは思ったよりもずっといい子でした。
この子がいる国なら安心して住んでられるなと思えるくらい。
腕はいいとしてもギルバートなみたいな奴を雇ってるんだから器がわかるってもんです。
自分よりギルバートは強いけどもそれを御せると思ったということですから。
まあ確かにロイには魔王がついているわけですが。

ロイはメインルートも友情イベントも凄く笑えました
友情イベントは、胡散臭い店で王子隠し撮り写真を本気で回収しようとしたりするところが爆笑でした。
失くしたブレスレットを届けてくれた時はじんときました
舞踏会でそれがほかの男からのプレゼントとかではなく父親の形見だと知って
ほっとしていたところも可愛かった・・

しかし、終盤舞踏会以降はちょっと辛かったですね。
オデットはロイの正体を知って、「恋が終わった」と諦めてしまって。
そこが泣けました。お母さんやお姉さんたちも心配するくらい落ち込んじゃって。
確かに普通なら、いくら貴族でも名門でもないのに結婚はできないですよね。

しかしロイくんは画策してオデットを迎えに行くっていう。
いい男だなぁ
「そこにいるのは分ってるぞ!そんなに会いたくないのか!」でまた爆笑。
舞踏会で正体がバレたとき、殴った理由はオデットには分らなくても
僕にはわかっているからいい、と言ったところで心臓をやられました。
不幸な過去もすべて背負ってくれるんですよ
色々な意味で一番甲斐性のある男なんではないでしょうか。

で、ロイくんは友情ルートの時には大人だったのに、
自身の恋愛感情が入ってくると途端に照れたり素直になれなかったり
嫉妬したりしてくるのも可愛いかった。
老成しているように見えて、初心だなと感じました。可愛い。

1周やってみて気づいたのは、ロイくんの良さでした。
当初は王子だし、もっと幼くて頭が弱い感じかなと思っていたのですが
ROSEさんでそんなキャラ出るはずなかったですね
結構色々な事情を把握して口に出さずにいられる、
策謀とかもやる時はやっちゃう面もある王族で
それでも民と気安くできる器のある良い権力者でした。

でもギルバート→ロイだとちょっと偏っちゃうかなと思って(何が?)
2周目はチャンスにしました。

彼はモンスターでしたね。
いやいや怖いとかそういう意味ではなくて、人とは違うなと感じました。
あんな風に気安いのも、
人と仲良くなりたいのに嫌われてしまっても恨まないところも(そこまで悲しくもなさそうだし)、
オデットには執着があってキレるとしでかすところも。

お気に入りシーンは、馬車の中でお菓子を食べるところ
オデットの唇をなでなでして変な雰囲気になっちゃうところ。
彼のせつなさを感じました。
初期あたりから家族と面識を持ってるのも良かったです。
トカゲ姿も可愛いし。

以下攻略の感想です。
ネタバレ含みます。

最初に誰に会い行くかはいつもとっても悩むのですが、
今回も悩みに悩んで結局ギルバートに行きました。
恐らく公式お勧め攻略順はロイ→(ギル・チャンス)→グラス→シリウス
だと思っています。なんとなく。
グラスは人ぶってるけど実はモンスターだったりしたので
大きな隠し要素だし
ロイはシンデレラストーリーという意味では本道だろうし
明らかにはならないけど核心(過去の誘拐)に触れる部分があって、
オデットも、ロイがそのことを知ってるんだと気づいたりして。
シリウスは言わずもがな。

それから考えるとギルバートとチャンスはちょっと弱めです。
とはいえどちらもとびきり可愛いのですが。

ギルバートは、、、あんまり一言で言えない感じですね。
確かに不遜だし強者で上から目線だし、怖いことも平気で言うし実行もするけど、
根本的にワルではないんですよね。そういった自分理論に基づいて生きているだけで、
底意地が悪いのとは違う。他にこういうタイプで純粋というのもよくあるけど、
そういう部分も持ち合わせていながら、行きすぎない感じです。人だからかな。
イベントとしては、花をつけている木をばっさりと切り落としちゃうものの、
その花芽を髪にかんざして二人でバカップル、ってところとかお気に入りです。
後は舞踏会に乱入してきたときにはもうテンションあがりまくりました。
なんてったって魔王と対決するのに人なのにかなり健闘しているっていう。凄い。
ただ、気になるのは家族との交流がないこと。
ギルバートとファティマたちはそれなりにやっていくとは思うけど、
仲良くは出来なそう。そこが残念。

子安氏はキャストコメントでもこのゲームを評価してくれていて、
弱小だからというのもあるかもしれないけどブログ等で応援してくれてて
ファンとしては大変うれしいです
また、その内容も、
既存の話をうまく昇華してひねりも加わってる(個人的要約)という評価で
「こういうのは難しい」と言っていたのも
企画の経験がある人ならではの意見だなと思って聞いていました。
ユリウスも気に入っているけどギルバートも甲乙つけがたいそうです。
本人としては演じやすそうでしたものね。ギルバートはまさに子安キャラでしたから。

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